ばんびの小屋

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出産レポ その6(完結編) ~産後・息子と初対面・私の退院まで~

産後、分娩台で2時間ほど安静にしている間にダンナが来てくれました。
「家に着いて娘を寝かしつけようと思ったら病院から電話がかかってきて…」
「『○○病院ですけど、何分くらいで病院に来れますか?すぐ来てください』
って事務的な口調だったから、何が起こったのかと冷や冷やしたよ…^^;」
「病院に着いたら、『産まれましたよ』って!拍子抜けした~~^^;」

今回もまた、ダンナは出産に立ち会うことができませんでした…

他の家族も来てくれ、ざっと今までの状況を話し、夜も遅いので
別れました。ダンナは赤ちゃんに会うため、処置が終わるまで待つことに…

私は0時ごろ病室に案内され、少しうとうと…
でも、産まれてすぐ息子は処置のために私の元から離れたので、
今どんな状況なのか分からず不安でした。
頑張ってぎりぎりまでいきまないで産んだけれど、脳は守れたんだろうか…

今回の出産を振り返って、同じように今妊娠中のお友達の言葉を思い出しました。
彼女も血液型不適合の不安にさらされたようでしたが結果は陰性で事なきを得たようでした。
「…これ(アクティブバースなど)は経過順調の人しかできない行為なのだなと、
改めてありがたみを感じています。
出産は自然に任せてと、楽観視しすぎていた自分を反省しました。
命がけでもあるから、まだまだ気を抜けないですね!」
この言葉は、私にこそ必要なメッセージだったんだなぁ…と思いました。
上の子の時にはつわりがひどかったくらいで他には何事もなかったので
今回の妊娠を甘く見ていました。
結果としては無事に出産できたけれど、ひとつ間違えば悲しい結果もありえたわけで…
やはり出産は命がけだし、大変なことなんだなぁ…と普段ノー天気な自分を反省しました。

嘱託病院での不安な空気も思い出していたりして、
興奮気味で頭と心の中はざわざわしていました。
そのうち、浅い眠りに入っていたようですが…

その後、赤ちゃんの処置が終わり、面会の許可が出たので会いに行きますか?
と聞かれて、車椅子に乗せてもらいました。

するとデイルームにダンナと娘が!もうこのとき午前3時過ぎだったので
こんな時間まで娘も待っていてくれたなんて驚きました。(もちろん眠っていましたが)

一緒にNICUに案内され、担当のお医者さん2名と看護士さん2名が
あいさつと説明をしてくれました。

入院に当たって家族構成とかその他書類にいろいろ記入したり、
いろんな説明を受けたり…ちょっとパニック。

一通り説明を聞き終わり、NICUの内部に入るための注意と
手洗い、消毒、マスク着用の説明を受け、ここで始めて息子と対面することに。

いろんなチューブにつながれ、モニターがつけられ、なんだか痛々しい…
そして、なによりもこんなに小さく産んでしまって、もっと長くお腹の中で
育ててあげられなくてごめんね…そんな思いがこみ上げ、うるっと来てしまいました。

でも、どんなに安静にしていても子宮収縮抑制剤を使っても陣痛が進行してしまったのは
本人がよっぽどこの日に生まれたかったんだよね、と自分を責めるより
息子の意思(?)を尊重することにしました。

最初の72時間が正念場なので気は抜けないが、今は落ち着いているとのこと。
まずは3日間、頑張ろうね!と言葉をかけてその場を後にしました。


・・・



翌日からは普通に出産を終えた方々と同じような入院生活です。
(あ、私も出産自体はほぼ普通の出産でしたね^^;)
しかし前日のドラマでまだ非日常のような気がして気分もなんとなく高ぶったまま。

それも4日間の入院の間には平常心に戻り、傷も殆ど癒えました。
入院中はさまざまな検査、3時間ごとの搾乳、その間に食事やシャワー、面会などで
意外に忙しく、あんまりゆっくりはできませんでしたけど…^^;

出産前は友達などの前評判がいまいちであんまり良く思っていなかったこの病院ですが、
スタッフの方々はとても親切だし、お食事も質素ながらとてもおいしかったし(♪)
思った以上に幸せな出産・入院となりました。

大学病院だから、もっと機械的というか、母乳なんかもおざなりにされているのかと
思いきや!以前娘を出産した個人病院よりも母乳の指導を細かく丁寧に
してくれたり、人間の本質的な部分(というのかな)を尊重してくれたりと、
そういう点が非常に感動し、先入観が思いっきり吹き飛んでしまいました。

今回の出産では、陣痛が始まった時点から本当に多くの方々のおかげで、
無事に出産することができ、息子は助けられました。
今のところ異常はなく、元気です。
本当に本当に感謝です。

それと、今回の陣痛からのことで奇跡だなと思ったことは、パズルのピースが
ひとつの狂いもなくしっかりはまっていったということです。

まず陣痛が始まった早朝。本来ならダンナは釣りに行く予定でした。
ところが彼曰く、なんとなく今日は行かないほうがいいんじゃないかって気がした、
とのことで、娘もいるので彼がすぐに助産院に送ってくれて助かったこと。
嘱託病院では助けられない→NICUのある大学病院に搬送の時点で
一旦断られながらも先生の一喝で受け入れてもらえたり、
大学病院では一気に進行した陣痛に非番の先生が緊急で対応してくださった
おかげで脳に障害を負うこともなく経膣分娩ができたこと…
ひとつでもタイミングが違っていたら、違う行動に出ていたら…
別の結果だったかもしれません。
本当に奇跡だったと思います。

最初の希望の助産院での出産は叶いませんでしたが、
多くの人の助けに支えられて幸せな出産体験となりました。
今回助けてくださった皆さん、本当に本当にありがとうございました!!

~出産レポ・完~
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by bambi-boo | 2010-03-17 11:05 | 日常